フリーランスの働き方はさまざまで、会社に所属していなくても自分でオフィスを借り、自宅と職場を分ける方も珍しくありません。
しかし、事務所可物件を借り、そこを自宅兼事務所にする方もいらっしゃいます。
今回はフリーランスの方が事務所可物件を借り、自宅兼事務所として働くメリット・デメリット・注意点をご紹介します。
フリーランスで事務所可物件を借り自宅兼事務所にするメリットは？
フリーランスの方が事務所可物件を借り自宅兼事務所にする主なメリットは、主に費用・時間の節約です。
家賃を事務所の経費に計上し節税できるのは、とくに費用面で大きなメリットになるでしょう。
家賃すべてを経費にすることはできず仕事に使う面積分だけしか認められないとはいえ、年間数十万円を経費として申告できるのは大きいといえます。
通勤時間をなくせる・すぐに息抜きができる・仕事の合間にすぐ家事に移れるといった点もメリットです。
フリーランスで事務所可物件を借り自宅兼事務所にするデメリットは？
事務所可物件を自宅兼事務所にするメリットは大きいですが、デメリットにも目を向けなければなりません。
まずは、自宅兼事務所にすることで、仕事とプライベートのメリハリがつきにくいことがデメリットとして挙げられます。
簡単に息抜きできる環境が整っているとついサボってしまう性格の方は、自宅兼事務所より賃貸事務所を借りるほうが集中して仕事をこなせる可能性が高いです。
打ち合わせでクライアントを招きにくいことも、自宅兼事務所のデメリットといえます。
自宅を事務所としてWebサイトなどに掲載する場合、プライバシーの点で不安を覚える方もいるでしょう。
しかし、事務所の住所が明示されていることは事務所の信用度に関わるため、信用が大切な仕事をする方は経費がかかっても賃貸事務所を借り、そこを事務所の住所として登録することをおすすめします。
フリーランスで事務所可物件を借りるときの注意点は？
フリーランスの方が事務所可物件を借りる際の注意点は、契約前に条件をしっかり確認しておくことです。
事務所NGという条件がないところでも、事業内容やどのように部屋を使うか、どの程度人が来るかなどを事前に説明し、大家さんに理解を得てから入居しましょう。
またフリーランスの方は会社員・公務員などに比べると収入の安定性が低いとみなされるため、入居審査のハードルが高めになることも注意する必要があります。
希望の物件に入居できるように、預貯金通帳や会計帳簿などを提示し、家賃滞納のリスクが低いことを証明できるようにしておきましょう。
まとめ
フリーランスの方は、経費削減や時間節約などを目的に自宅を事務所にすることも選択できます。
なかなか自分が希望する条件を満たす賃貸事務所が見つからない場合、事務所可の物件を探すことも検討してみてはいかがでしょうか。
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