新築一戸建てを購入した際にしなければいけない手続きがいくつかあります。
そのうちの1つに登記がありますが、その種類や費用相場について詳しく把握している方は少ないのではないでしょうか。
ここでは、新築一戸建てを購入した際におこなう登記の種類や費用相場をご紹介いたします。
新築一戸建ての購入をご検討中の方はぜひご覧いただき、参考にしてみてください。
新築一戸建てを購入した際におこなう登記の種類をご紹介
新築一戸建てを購入した際には、土地や建物などの不動産をだれが所有しているのかなどの権利関係を証明する、不動産登記をおこないます。
不動産登記簿には、土地や建物についての物理的状況を記載する「表題部」と権利についての状況を記載する「権利部」があります。
登記の種類は、以下の6つです。
建物表題登記は、未登記の土地や建物などの不動産の表題部を新しく作る登記で、建物の住所・地番・家屋番号・床面積・所有者の氏名といった情報を登録します。
所有権保存登記は、建物表題登記とセットでおこなわれることが多く、購入した新築一戸建ての所有者がご自身であることを明示します。
抵当権設定登記は、住宅ローンの融資を受ける際に、建物と土地の不動産に担保権を設定することを示す登記です。
すでに建物が完成している新築の建売住宅の場合、売主で所有権保存登記されていることがあり、その際には買主に所有権を移す、所有権移転登記をおこないます。
これまでに記録されている地目（土地の用途）が宅地でない場合は、宅地に変更する地目変更登記をします。
古家付きの土地を購入して、古家を解体し新築一戸建てを建築した場合には、建物減失登記をしなければなりません。
新築一戸建て購入時の登記の費用相場をご紹介
登記には、登記をする際に国に支払う登録免許税と報酬の費用がかかります。
建物表題登記は、基本的に登録免許税はかかりません。
所有権保存登記（新築建物）の登録免許税は評価額×0.4％です。
所有権移転登記（土地）は評価額×2.0％、所有権移転登記（建物）も評価額×2.0％の登録免許税となります。
抵当権設定登記の登録免許税は、住宅ローン借り入れ額×0.4％です。
そして、建物表題登記は土地家屋調査士に8万から12万円を目安として報酬代を支払います。
また、所有権保存登記は1万から5万円程度、所有権移転登記（売買）は2万から8万円程度、抵当権設定登記は2万から5万円程度を司法書士に報酬代として支払います。
まとめ
新築一戸建てを購入した際におこなう登記は、6種類あります。
そして、費用としては、登記をする際に国に支払う登録免許税にくわえ、土地家屋調査士や司法書士への報酬代がかかります。
新築一戸建てを購入する際には、あらかじめ必要な登記の種類と費用目安を把握しておくようにしましょう。
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