マイホームを購入し、庭に車を置いて駐車場としているご家庭があると思います。
しかし「車が雨晒しになってしまう」「雨の日に乗り降りするときに濡れるのが嫌」などの悩みから、カーポートの設置を検討する方も多いものです。
そこで今回は、駐車場に屋根を設置してカーポートにするのにかかる費用、ガレージとカーポートの違い、屋根を設置する際の注意点について解説します。
駐車場に屋根を設置してカーポートにするのにかかる費用は?
カーポートとは、屋外の駐車場に屋根と柱を設置し、車を雨や雪から守ったり太陽光による車の劣化を防いだりしてくれるものです。
カーポートの設置にかかる費用は車の台数やカーポートの仕様により異なります。
カーポート設置は1台分であれば約10万円〜30万円、2台分であれば約30万円〜50万円が相場です。
この設置費用に、耐風・耐雪・UVカットなどのオプションをつけると追加費用が発生します。
また、一般的な素材であるアルミ枠でポリカーボネイト製ではなく、おしゃれなデザインや素材のものにすると費用が加算されます。
カーポート(屋根付きの駐車場)とガレージの違いとは?
カーポートが屋根と柱だけで構成されているのに対し、ガレージは屋根と4面すべてを囲う壁がある建築物です。
カーポートは建築物とはみなされませんが、ガレージは建築物であるため設置する際「建築確認申請」が必要になります。
また、ガレージは建築物であるため固定資産税もかかります。
設置にかかる費用も100万円前後とカーポートよりも高くなりますが、その分車がしっかり守られる点がメリットです。
駐車場に屋根を設置してカーポートにする際の注意点は?
カーポートはガレージよりも設置が簡単で比較的安く済ませられる点がメリットです。
しかし、いくつか注意しなくてはならない点があります。
まず、カーポートを設置する位置は地面だけでなく屋根の部分も敷地内でなくてはなりません。
屋根が道路境界線を越えて道路上にせり出していると建築基準法の違反になります。
屋根部分も敷地内におさまるように設置しましょう。
また、設置位置は隣家に配慮した場所にしなくてはなりません。
たとえば雪が降って屋根に雪が積もり、その雪が隣家の庭に落下してしまうと隣家に迷惑をかけることになるので注意が必要です。
カーポートは設置物であって建築物ではないので、原則的には「建築確認申請」は不要です。
しかし、お住まいの地域の都市計画や防火地域の決まりにより「建築確認申請」が必要になる場合があります。
もしも建築確認申請が必要になった場合、カーポートに使用できる素材などが限られてしまうため、設置にあたっては建築確認申請が必要な区域に該当していないかを確認しましょう。
まとめ
屋外駐車場をカーポートにすることで、気になる雨や紫外線から愛車を守れます。
ガレージに比べて簡単に設置できる点がメリットですが、設置の際には遵法と近隣への配慮が必要です。
設置するのにあたり何か問題となる点はないか確かめたうえで設置することをおすすめします。
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