あらゆる業界で浸透しつつあるのが電子化・ペーパーレス化であり、不動産業界でもその意識が高まりつつあります。
賃貸借契約においても電子契約が増えると見込まれており、注目は高まるばかりです。
そこで今回は、賃貸借契約における電子契約とは何か、そのメリットとデメリットをご紹介します。
賃貸借契約における電子契約とは?
電子契約とは、パソコン・スマートフォン・タブレットなどといった電子端末を活用し、オンライン上で電子証明をしたうえで契約するものです。
電子契約の重要事項説明(重説)は、パソコンやスマートフォンなどのIT機器を活用するIT重説でおこなわれます。
不動産業界においては導入が遅れてきましたが、2017年に賃貸借契約における「重要事項説明の対面原則」の規制緩和が契機となり、国土交通省が2019年に社会実験を開始しました。
実験の間に取引は約2万5,000件あったものの、トラブルの発生件数は0件という結果が出ています。
賃貸借契約における電子契約のメリットとは?
電子契約になることでペーパーレス化が実施され、書面による契約書作成の手間が省けるため、紙および郵送にかかる費用が削減可能です。
土地の賃貸借契約時には印紙代が必要ですが、電子契約だと印紙自体が不要なため、印紙代もかかりません。
また、手間がかかりにくくなることで手続きがスピーディーになり、契約締結の日程調整が楽になるのもメリットのひとつです。
契約書類を郵送で送る場合は、届くまでに数日かかりましたが、電子契約なら書類のやり取りのタイムラグもなくなります。
賃貸借契約における電子契約のデメリットとは?
デメリットには、紙よりも全体像を把握しにくい点が挙げられます。
適切なPDFリーダーを使いページ見開き表示などを活用することで見やすくできますが、高齢者を中心に電子機器に不慣れな方も少なくありません。
また、インターネット環境によっては回線が不安定なことで、音声や映像が確認しづらくなり、オンラインによる重要事項説明(IT重説)に問題が生じることも考えられます。
IT重説を受ける際は、電波が入りやすい場所を活用したりインターネット環境を整えたりするなどして対応しましょう。
まとめ
賃貸借契約における電子契約とは、電子端末を活用し、オンライン上で電子証明をしたうえで契約するものです。
電子契約には費用や時間の削減など嬉しいメリットもありますが、電波状況によってはIT重説に問題が出ることも考えられるので、事前にインターネット環境を整えておきましょう。
私たち合同会社ダイニスは、姫路市を中心に不動産情報を多数取り扱っております。
お客様のご希望に合う住まい探しをサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
合同会社ダイニス メディア担当
姫路市周辺で田舎暮らしをお考えなら合同会社ダイニスにご相談ください。弊社では、中古戸建を中心に土地やマンションを紹介しております。ご希望に合った不動産探しのサポートになるよう、今後も様々な記事をご提供します。