不動産を購入するときは、契約する前に重要事項説明を受ける必要があります。
重要事項説明は、物件の概要や状況を事前に把握するために大切なものですが、不動産の専門知識がない方にとっては理解が難しい部分もあるでしょう。
今回は、不動産購入時の重要事項説明におけるポイントと注意点を解説します。
不動産購入時におこなわれる重要事項説明とは?
重要事項説明とは、仲介する宅地建物取引士が買主・売主に対して「取引不動産に関する」と「取引条件に関する」確認事項の説明をすることで、宅地建物取引業法で定められた法律行為です。
不動産の知識がない買主・売主は、売買により思わぬ損害を受ける可能性があるため、契約前に説明を受けることによってトラブルを防げます。
重要事項説明をおこなう際は、宅地建物取引業者が説明する重要事項をすべて書面に記載のうえで、買主・売主にその書面を渡さなくてはなりません。
2022年5月の宅地建物取引業法の改正により、重要事項説明書へ押印が不要となり、そのため電子書面による電磁的方式での説明が可能となりました。
不動産購入時の重要事項説明におけるポイントとは?
重要事項説明は売買契約の直前に説明されることが一般的ですが、不動産の専門知識がない方にとっては内容をすべて理解することは難しいかもしれません。
重要事項説明の項目の中で買主が確実に確認しておくべきポイントは、対象物件の概要と契約条件の部分です。
対象物件の所在地・間取り・構造・築年数などの概要について、事前に入手した資料と異なる部分がないか確認しましょう。
また、売買代金・契約時の手付金・契約の解除についてなどの契約条件についても、改めて確認しておきましょう。
契約がキャンセルになる場合の規定を事前に知っておくことで、万が一の事態にも対応できます。
不動産購入時の重要事項説明における注意点は?
重要事項説明書は多くの項目が記載されているので、事前にコピーをもらっておくことがおすすめです。
不明な点があればあらかじめ確認しておくことで、契約予定日の手続きもスムーズになります。
重要事項説明書の内容に変更が発生した場合は、その点を売主と確認したうえで、仲介業者に新たな書面を作成してもらいましょう。
また、近年は水害や土砂災害も多いため、土砂災害警戒区域や水害・津波災害警戒区域の区域内か否かについての確認もしっかりおこなってから、売買契約書にサインしましょう。
まとめ
重要事項説明は、売主と買主が安全に取引をおこなうため、宅地建物取引業法に定められている重要な法律行為です。
専門的な難しい用語も多く含まれているため、事前に重要事項説明書のコピーをもらっておき、内容を確認してから契約に臨みましょう。
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